動画撮影業務マニュアル

仕事のノウハウ
  1. ✅ 第1章:撮影準備の基本と事前確認
    1. 🎯 目的・ゴールの明確化
    2. 📋 事前確認チェックリスト
    3. 💬 ヒアリング時のセリフ例
  2. 🎥 第2章:機材準備と現場持ち出し
    1. 🎒 撮影基本機材リスト(スタンダード)
    2. 📦 機材チェックリスト(印刷OK)
    3. 💡 プロのポイント
  3. 📍 第3章:現場入りから本番までの流れ
    1. 🚗 現場入りの時間目安
    2. 🏟️ 到着後の動きチェックリスト
    3. 💬 担当者向けセリフ例
  4. 🎬 第4章:撮影本番の動き方とコツ
    1. 📷 カメラの役割分担(2台体制以上)
    2. 🧠 撮影中の判断ポイント
    3. 💬 撮影中の声がけ(必要最小限)
    4. 🎯 プロが意識する撮影構図
  5. 📝 第5章:撮影後のデータ管理とバックアップ
    1. 💾 撮影データの保存ルール
    2. 📁 データ構成例
    3. 📋 撮影後チェックリスト
    4. 💬 データ紛失予防のコツ
  6. ✅ 第6章:編集作業の基本と効率化
    1. 🎬 編集ワークフローの全体像
    2. 📌 編集用チェックリスト(保存して使える!)
    3. 💬 クライアント確認用のセリフ例
  7. 📤 第7章:納品方法とフォーマット管理
    1. 🎁 納品形式と仕様一覧
    2. 📋 納品直前チェックリスト
    3. 📧 納品報告メールの雛形
  8. 🚨 第8章:現場・納品後のトラブル対応マニュアル
    1. ⚠️ トラブル対処フロー
    2. 💬 トラブル発生時のプロらしい対応文例
  9. 🔄 第9章:アフターフォローとリピート獲得術
    1. 🌱 次回提案メールテンプレート
    2. 📊 リピートを生むコツ
  10. 📎 オプション:テンプレートデータ(ご要望あれば提供可能)

✅ 第1章:撮影準備の基本と事前確認

🎯 目的・ゴールの明確化

  • 撮影の納品形式(例:記録用/販促用/SNS用)
  • 主な被写体(人/商品/空間)
  • 求められる雰囲気(感動/臨場感/ドキュメント調 など)

📋 事前確認チェックリスト

確認項目内容補足
イベント概要会場名、住所、開始時間、終了時間Google Mapで移動時間も確認
撮影許可被写体の同意、施設許可、保護者の確認保育・教育施設では重要
使用機材カメラ台数、三脚、マイク、照明バッテリー・SDカードも要確認
音響環境マイクライン有無、PAとの連携会場に直接確認をとること
撮影指示視点、構図、重点箇所客席後方やスイッチング指示など

💬 ヒアリング時のセリフ例

  • 「今回の映像の用途は、記録用でしょうか?販促用でしょうか?」
  • 「被写体に入って欲しくない方はいらっしゃいますか?」
  • 「ステージ全体の引き画を優先しますか?それとも演者のアップを多めにしますか?」

🎥 第2章:機材準備と現場持ち出し

🎒 撮影基本機材リスト(スタンダード)

機材目安備考
ビデオカメラ(業務用 or 一眼)2〜3台バックアップ用含めて複数台
三脚(ビデオ用)安定性重視水準器付きが望ましい
外部マイクピン/ショットガン/ワイヤレス音質の差が顕著に出る
照明(LED)小型でOK薄暗い会場では効果的
バッテリー&充電器予備複数必須一眼系は消耗が早い
SDカード128GB以上×3枚程度容量に余裕を持たせる

📦 機材チェックリスト(印刷OK)

  • カメラ動作確認済・設定初期化済
  • バッテリー満充電・予備確認済
  • SDカード初期化済・空き容量OK
  • 三脚&雲台の可動チェック済
  • マイク音声チェック済(テスト録音確認)

💡 プロのポイント

  • 電源が取れない現場を想定し「モバイルバッテリーと変換ケーブル」も常備
  • 撮影直前は、機材バッグの写真を撮影しておくと紛失防止に役立つ

📍 第3章:現場入りから本番までの流れ

🚗 現場入りの時間目安

  • 撮影開始の1時間前が基本
     → ステージ撮影などは90分前入りを推奨

🏟️ 到着後の動きチェックリスト

  • 担当者へ挨拶+控室・電源位置確認
  • 撮影位置の確保・障害物確認
  • 音響・照明環境の確認
  • リハーサルの有無を確認(ある場合は録画開始を準備)
  • マイク・カメラの動作確認&テスト録画

💬 担当者向けセリフ例

  • 「この位置からですと観客の頭が映り込む可能性がありますが、ご了承いただけますか?」
  • 「ステージ照明が強い場合は、白飛び補正を調整しますが、少し暗く映る可能性もございます。」

🎬 第4章:撮影本番の動き方とコツ

📷 カメラの役割分担(2台体制以上)

カメラ役割配置位置
メインカメラ引き画、全体記録会場後方/中央
サブカメラ寄り画、表情アップ、切替素材会場サイド/やや高所

🧠 撮影中の判断ポイント

  • 被写体の動きに先読みで合わせる(動体撮影)
  • 観客や背景の映り込みにも注意
  • 望遠ズーム時は揺れ・手ブレに細心の注意

💬 撮影中の声がけ(必要最小限)

  • 「マイク近くに寄ってもらえると声がクリアに録れます」
  • 「ステージに上がるタイミングで5秒ほど静止いただけると構図が安定します」

🎯 プロが意識する撮影構図

  • 三分割法/対角線構図をベースに配置
  • ステージ系イベントでは「上下中央」よりも少し下げた構図が安定感あり

📝 第5章:撮影後のデータ管理とバックアップ

💾 撮影データの保存ルール

  1. 撮影当日にPCへバックアップ(HDD/SSD両方)
  2. フォルダ命名例:
     2025_0520_バレエ発表会_○○教室
  3. 元データは最低1年間保管

📁 データ構成例

objectivecコピーする編集する├── 01_素材データ(カメラ名別)
├── 02_音声(外部録音があれば)
├── 03_編集用プロジェクト(Premiereなど)
├── 04_納品用データ(MP4等)
└── 05_サムネイル/静止画

📋 撮影後チェックリスト

  • 撮影素材の全データ取り込み完了
  • ファイル名・フォルダ名がルール通り
  • 映像に破損/録画ミスなし
  • 音声がクリアに録音されている
  • バックアップ作成完了(HDD・クラウド等)

💬 データ紛失予防のコツ

  • 現場で「1枚のSDカードに全てを入れない
  • 編集前にPC/外付けHDD/クラウドへ三重保存

✅ 第6章:編集作業の基本と効率化

🎬 編集ワークフローの全体像

  1. 素材整理
     - 撮影データをイベントごとにフォルダ分け(例:日付_案件名_カメラ番号)
     - 冗長データ・重複を削除
  2. カット編集(粗編集)
     - カメラ複数台の場合は同期(マルチカム対応)
     - リアクション/拍手/MC等のリズム感を活かす
  3. 細部編集・演出
     - BGM・SEの挿入、タイトル/テロップの統一感を意識
     - 過剰なエフェクト使用は避ける(演出より視認性優先)
  4. 色調補正・音量調整
     - カメラ間で色差がある場合は一貫性を整える
     - 音圧・ノイズ・ボリュームレベルも均一化
  5. 最終書き出し(レンダリング)
     - 解像度:1920×1080(フルHD)、フレームレート:29.97fps
     - コーデック:H.264、音声AAC(192kbps以上推奨)

📌 編集用チェックリスト(保存して使える!)

  • フォルダ・ファイル名の統一(命名ルールあり)
  • 不要映像の削除・誤テイク排除
  • テロップ文言・表記ゆれなし(全角/半角統一)
  • 色味・音量の均一性確認済
  • クライアント指定のBGM/フォント反映済

💬 クライアント確認用のセリフ例

  • 「テロップの表記ルール(敬称・肩書き)は統一しましょうか?」
  • 「演出は控えめ仕上げと、ダイナミック仕上げの2パターンが可能です。どちらをご希望ですか?」
  • 「動画の冒頭に主催団体名や開催日時の表示を入れることも可能です。必要でしょうか?」

📤 第7章:納品方法とフォーマット管理

🎁 納品形式と仕様一覧

形式特徴対象注意点
クラウド納品(Google Drive等)スピーディー・高画質保育園・企業・ダンス教室等保存期間を設定/リンク誤送信防止
DVD(DVD-Video)年配者視聴に強い幼稚園/ピアノ発表会などメニュー画面作成推奨/動作テスト
USBメモリ容量重視/高画質維持結婚式/舞台演劇/大容量編集物フォーマット確認(exFAT推奨)
SNS用ショート動画プロモーション向け教室紹介/SNS集客解像度・尺制限あり(例:縦動画1080×1920)

📋 納品直前チェックリスト

  • 最終プレビューでの画面&音ズレなし
  • ファイル名に「日付_案件名_最終版」などを明記
  • Google Driveのリンク設定は「リンクを知っている全員」かつ「閲覧のみに設定」
  • クライアントへ納品完了報告+視聴確認依頼済み

📧 納品報告メールの雛形

件名:映像納品のご案内(〇〇様:〇〇発表会)

〇〇様
お世話になっております。〇〇の映像が完成いたしましたので、ご案内いたします。

【ダウンロードリンク】
◯◯(例:Google DriveのURL)

ご確認の上、ご意見・修正などございましたらお気軽にご連絡くださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


🚨 第8章:現場・納品後のトラブル対応マニュアル

⚠️ トラブル対処フロー

ケース対応ステップ注意点
音声録音ミス1. 編集時ノイズ除去+字幕挿入
2. 可能なら再収録提案
原因の明示と誠意ある謝罪が重要
映像録画失敗1. 代替素材(他カメラ・写真)で編集補完
2. 状況報告と謝罪
撮り直し提案が可能か確認
納品データが再生できない1. 別形式で再書き出し
2. 再納品
動作確認済端末でのテストが必要
修正希望(納品後)1. 修正箇所を明確にリストアップしてもらう
2. 修正期限と回数の目安を伝える
修正回数制限を契約書に明記が望ましい

💬 トラブル発生時のプロらしい対応文例

  • 「ご不便をおかけし、誠に申し訳ございません。◯日以内に再編集の上、再納品させていただきます。」
  • 「音声の一部に乱れがありましたので、字幕補完+ボリューム調整での対応を進めております。」
  • 「万一再生環境によるものであれば、USB形式など他の納品方法もご案内可能です。」

🔄 第9章:アフターフォローとリピート獲得術

🌱 次回提案メールテンプレート

件名:次回撮影のご提案とご挨拶

〇〇様
先日はご依頼ありがとうございました。
ご満足いただけたようでしたら、次回の〇〇行事や定期撮影プランのご提案も可能です。
撮影希望日が決まり次第、お気軽にご相談ください。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


📊 リピートを生むコツ

  • 納品後2週間以内に「映像の感想確認メール」を送る
  • 年度末・イベント前に「撮影枠の先行案内」を送る
  • 教室・園・講師単位で「年間契約プラン」導入を提案
  • SNS・Web掲載OKの映像には「編集特典」をつける

📎 オプション:テンプレートデータ(ご要望あれば提供可能)

  • ✅【Excel】撮影進行表+チェックリスト(印刷用)
  • ✅【PDF】カメラマンマニュアル(社内教育版)
  • ✅【Word】クレーム対応用テンプレート集
  • ✅【Googleフォーム】修正希望入力フォーム

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