🎯 この章の目的
お客様が「またお願いしたい」「安心して任せられる」と感じてくださるために、全スタッフが共通して意識すべき行動の指針を明文化します。
【基本姿勢:3つの柱】
1. 安心感を与える対応
- 初対面のお客様には特に「言葉・表情・スピード」で安心を与えることが大切です。
- 不明点は放置せず、丁寧に説明して不安を減らします。
✅ 例:「こちらのプランでは、お子さまのアップや全体の流れをしっかり押さえた構成にしています。ご安心ください」
2. 誠実な姿勢
- 撮影や編集で想定外の事態があっても、隠さず・ごまかさず・先に説明する
- 無理な納期やできないことは正直に、ただし代案を添えて伝える
✅ 例:「ご希望の尺に収めるには、行事の一部カットが必要になるかもしれません。どう優先順位をつけましょうか?」
3. 感動のひと工夫
- 納品時にお礼状を添えたり、1カットの工夫で「さすが」と思われる仕事を
- 価格以上の価値を感じてもらうことが、リピート・紹介につながります
✅ 例:「DVDメニューの最初に、先生からの一言をサプライズで入れてみました」
【お客様対応の3つの基本ルール】
内容 | 実務ルール | 目的 |
---|---|---|
✅ 即レス | メール・LINE・DMは24時間以内に返信 | 「ちゃんと見てくれている」という安心感 |
✅ 丁寧語の徹底 | 社内・外注間のやりとりも、常にお客様に見られている前提で言葉を選ぶ | 品位と信頼感の維持 |
✅ すべて記録する | 打ち合わせ内容・要望はメモに残して共有 | ミスや「言った/聞いてない」問題を防ぐ |
【NG対応例と改善案】
NG対応例 | なぜNGか | 改善方法 |
---|---|---|
「はい、たぶん大丈夫です」 | 不安・曖昧で任せられない印象 | 「確認してご連絡します。○時までにご返答いたします」 |
お客様の不満に無言で対応 | 誠意が伝わらず、信用を失う | 「ご不便をおかけして申し訳ありません。すぐに対応いたします」 |
「それはこちらでは対応してません」 | 突き放す印象 | 「その件は対応外ですが、こういった代案がございます」 |
【ケース別:信頼を得る対応例】
シーン | 対応例 |
---|---|
幼稚園の先生が忙しそうなとき | →「こちらでセッティングしておきますので、撮影開始のタイミングだけお知らせください」 |
お母さまが撮影に不安を感じているとき | →「自然な笑顔を引き出せるよう、声かけも工夫しています。大丈夫ですよ」 |
トラブル(雨天中止・音声録音ミスなど) | →「申し訳ありません。予備の音声データがありますので再調整できます。ご安心ください」 |
✅ この章のまとめ
- 「安心・誠実・感動」がIGスタイルの信頼対応の3本柱
- 丁寧な対応・速いレスポンス・ミスがあっても誠意でカバー
- 小さなひと工夫が大きな信頼を生みます
📄 チェックリスト(現場・編集担当者用)
撮影中・納品時に「+α」の工夫をしているかジを削除し、独自のコンテンツを含む新しいページを作成してください。それでは、お楽しみください !
お客様の名前を正しく把握・呼びかけているか
不明点や疑問にはすぐに説明・確認を行っているか
すべての要望や変更はメモし、編集者と共有しているか