🎯 この章の目的
- 撮影スタッフとしての第一印象を良くする
- お客様・スタッフ・保護者など周囲の人々との信頼関係を築く
- 撮影中も「感じが良い」「安心して任せられる」と思ってもらう
✅ ステップ①:現場到着とあいさつ
🕐 基本ルール
- 集合時刻の30分前には現場到着(準備含めて余裕を持つ)
- 初めての現場でも落ち着いて行動(焦りは不安を生む)
🤝 あいさつの基本
相手 | あいさつの言い回し |
---|---|
担当者 | 「本日撮影を担当いたします、IGスタイルの○○です。どうぞよろしくお願いいたします。」 |
保護者や来場者 | (会釈でOK)笑顔+目を見て軽く「おはようございます」程度で印象アップ |
✅ ステップ②:撮影機材設置と段取り説明
📦 設置時の注意点
- 通行の妨げにならないよう配慮(保育園・幼稚園では特に)
- 床や舞台設備に機材を直接置かない(養生シートを使う)
🧭 担当者に伝えるひとこと
「設営完了まで5〜10分ほどいただきます。お騒がせしないよう進めますね。」
✅ ステップ③:進行確認と最終ヒアリング
- 担当者から変更点や注意事項がないか確認
- 「タイムスケジュール」「重要な場面」「NG撮影」があるか最終チェック
🎤 たとえばこんな質問を
「本日の進行で、特にしっかり記録してほしいシーンはございますか?」
「お子さんの中で、撮影NGの方はいらっしゃいますか?」
✅ ステップ④:撮影中のふるまいと配慮
📸 撮影中のマナー5原則
- 動きは静かに、姿勢は低く(子どもの目線・視界確保)
- 無駄なおしゃべりNG(周囲の集中を妨げない)
- 笑顔で対応(トラブルや誤解を防ぐ)
- 観客の前を横切らない
- 園児・保護者の表情に敏感になる(トラブルの兆候を察知)
✅ ステップ⑤:トラブル対応と柔軟性
⚠️ よくあるトラブルと対応例
トラブル | その場での対応方法 |
---|---|
マイク・音響トラブル | 内蔵マイクに切り替え/スタッフに即報告 |
保護者から「うちの子はNG」 | 確認し、編集時にぼかし・カットを検討 |
天候・スケジュール変更 | 臨機応変に対応。常に「問題ありません」と冷静に伝える |
🗣 安心を与える言葉例
「大丈夫です、別角度からカバーできるのでご安心ください」
「トラブルもすべて記録しながら対応しております」
✅ ステップ⑥:終了時のごあいさつと確認
📋 チェック項目
- 忘れ物・機材の撤収確認
- 担当者に「予定通り撮影できたか」確認
- 追加希望・不安点がないか伺う
🤝 おわりのあいさつ例
「本日はありがとうございました。編集後にご確認いただけるよう、丁寧に仕上げてまいります。」
✅ チェックリスト:撮影当日の信頼構築
- 早めに到着・落ち着いたあいさつができた
- 撮影前に流れ・変更点を確認した
- 撮影中のマナーを守り、配慮ある行動をした
- トラブル時も冷静に対応し、安心を与えた
- 終了後に感謝の気持ちと編集への意欲を伝えた
🎯 まとめ:「撮影者は現場の“空気”を作る存在」
お客様が「またお願いしたい」と思うかどうかは、映像のクオリティだけでなく、現場での人柄・対応が大きく左右します。
技術と同じくらい、“人としての信頼”を築く意識を大切にしてください。