🎥 映像関連用語集【完全版・全100語】

用語集

【1】撮影機材・装備(1〜10)

  1. DSLRカメラ
    一眼レフタイプのデジタルカメラ。交換レンズが使え、映像制作でも高画質な撮影が可能。
  2. ミラーレスカメラ
    ミラー機構のないコンパクトな一眼カメラ。動画に強いモデルも多く、プロアマ問わず人気。
  3. 三脚(トライポッド)
    カメラを安定させる3本足のスタンド。パン(左右移動)やチルト(上下移動)が可能な雲台付きが多い。
  4. ジンバル
    ブレを抑える電動スタビライザー。滑らかな映像を実現するため、手持ち撮影には欠かせない。
  5. NDフィルター
    レンズに取り付ける減光フィルター。明るい環境でも適正露出で撮影できる。
  6. ショットガンマイク
    狙った方向の音を拾いやすいマイク。対談やセリフ収録に最適。
  7. ラベリアマイク(ピンマイク)
    小型で服に装着できるマイク。インタビューや講演撮影などに使われる。
  8. フィールドモニター
    外部モニター。小型カメラでは確認しにくい構図やフォーカスの確認に役立つ。
  9. ドローン
    空撮用の小型無人航空機。風景やイベントのダイナミックな映像表現に利用。
  10. スライダー(カメラスライダー)
    レール状の装置にカメラを載せ、スムーズな横移動を実現。映画的な映像演出に使う。


【2】撮影設定・基本用語(11〜20)

  1. ホワイトバランス
    光の色温度を調整し、自然な色味に整える設定。オートWB、屋内、屋外などプリセットあり。
  2. シャッタースピード
    1フレームを撮影する時間。動きの滑らかさやブレに影響する。動画では1/50秒〜1/60秒が基本。
  3. ISO感度
    カメラの光に対する感度。高くすると暗所でも撮れるが、ノイズが出やすくなる。
  4. 絞り(F値)
    レンズの開口の広さ。数値が小さいほど明るく、被写界深度が浅くなる。
  5. 被写界深度
    ピントが合う範囲。浅いと背景がボケ、深いと全体にピントが合う。
  6. ズームイン/ズームアウト
    焦点距離を変えて、被写体を拡大・縮小する動作。
  7. パン
    カメラを左右に振る動作。状況説明や広がりを表現する際に使用。
  8. チルト
    カメラを上下に傾ける動き。人物の登場や高低差を強調する。
  9. フォーカス(ピント)
    被写体をくっきり写すための調整。マニュアル/オートで制御。
  10. フレームレート(fps)
    1秒あたりのフレーム数。映画は24fps、テレビは30fps、滑らかな動画は60fps。

【3】編集用語(21〜40)

  1. カット編集
    不要部分を削除し、つなぎ合わせる基本の編集作業。
  2. トランジション
    映像の切り替え効果。クロスディゾルブ、ワイプ、フェードなどがある。
  3. テロップ
    画面上に表示する文字情報。字幕、補足説明、タイトルなどに使用。
  4. BGM(バックグラウンドミュージック)
    映像の雰囲気を高めるための音楽。著作権管理に注意が必要。
  5. ナレーション
    映像に合わせて読み上げる解説音声。録音・タイミング調整が必要。
  6. カラコレ(カラーコレクション)
    映像の色味を均一化する作業。明るさや色温度の補正が主。
  7. カラグレ(カラーグレーディング)
    色味を意図的に演出する工程。映画風・シネマ調など表現の幅を広げる。
  8. タイムライン
    編集ソフト上の作業領域。映像・音声・エフェクトを配置して構成する。
  9. レンダリング
    編集データを動画として書き出す作業。高画質ほど時間がかかる。
  10. キーフレーム
    アニメーションや効果の開始/終了ポイント。位置や不透明度などを時間軸で制御。

【4】編集用語(続き31〜40)

  1. オーバーレイ
    映像の上に別の映像や画像を重ねる編集手法。タイトルやロゴ表示に使われる。
  2. クロップ
    映像の一部分を切り出すこと。画角の調整や不要部分のカットに用いる。
  3. スローモーション
    映像の再生速度を遅くして動きを強調する技術。滑らかにするには高fpsで撮影が必要。
  4. タイムラプス
    長時間の映像を高速再生する撮影技法。日の出や雲の動きなどをダイナミックに見せる。
  5. Bロール
    メイン映像(Aロール)に対する補足映像。解説や雰囲気づくりに使われる。
  6. マルチカメラ編集
    複数のカメラ映像を同期させて切り替える編集方法。ライブイベントやインタビューで多用。
  7. クロマキー
    特定の色(主に緑や青)を透明にして別映像と合成する技術。背景差し替えに使う。
  8. エクスポート
    完成した動画ファイルを書き出す作業。配信や納品用の形式に変換する。
  9. ノイズリダクション
    映像のざらつきや音声の雑音を減らす処理。画質向上や音質改善に必須。
  10. レンジファインダー
    距離を測定してピントを合わせる機構。古典的カメラに多いが現代映像にも影響。

【5】撮影技法・スタイル(41〜60)

  1. モンタージュ
    複数の映像を連続して見せて意味や感情を作り出す編集手法。映画のシーン切り替えに多用。
  2. POV(Point of View)
    主観映像。撮影者の視点で撮ることで臨場感を出す。
  3. インサートショット
    細部や小物など重要な部分をクローズアップするショット。
  4. リアクションショット
    人物の感情や反応を映すカット。会話やドラマで効果的。
  5. クロスカッティング
    複数の場面を交互に見せ、同時進行や緊張感を演出。
  6. オーバー・ザ・ショルダー
    肩越しの視点で相手を映す構図。会話シーンによく使われる。
  7. ロングテイク
    長時間カットを切らずに撮影する技法。緊迫感やリアリティを強調。
  8. ドリーショット
    カメラを台車に乗せて前後や左右に動かす撮影技法。動きのある映像に。
  9. スティルショット
    静止画のような動きのないショット。感情の強調に用いる。
  10. スムーズパン
    滑らかにパン(左右移動)するカメラワーク。違和感なくシーンをつなぐ。
  11. クローズアップ
    被写体の顔や物の細部を大きく写すショット。
  12. ミディアムショット
    被写体の上半身を中心に写す、一般的な人物撮影の構図。
  13. ワイドショット
    広範囲を写し、場面の全体像や環境を表現。
  14. ハイアングル
    カメラを被写体より高い位置に置き、見下ろす視点。
  15. ローアングル
    カメラを低い位置に置き、見上げる視点。被写体を強調できる。
  16. バックショット
    被写体の背中を映すショット。視点誘導や感情表現に使う。
  17. フォーカスプル
    撮影中にピントを移動させる技術。シーンの切り替えや注目誘導に効果的。
  18. ティルトアップ/ダウン
    カメラを上下に動かす撮影技法。高さの変化や場面転換で使用。
  19. パンフォロー
    被写体に合わせてカメラをパン(水平移動)させながら追う技術。
  20. スタビライザー撮影
    ジンバルや手ブレ補正機能を使い、滑らかに動く映像を撮る方法。

【6】動画ジャンル・用途(61〜75)

  1. ドキュメンタリー
    現実の出来事や人物を記録し、真実を伝える映像ジャンル。
  2. プロモーションビデオ(PV)
    商品の魅力やサービスを紹介する短い宣伝映像。
  3. ミュージックビデオ(MV)
    音楽に合わせて制作される映像作品。アーティストの世界観を表現。
  4. Vlog
    ビデオブログの略。日常や旅行など個人の記録を動画で公開。
  5. ショート動画
    SNSで人気の短尺動画。TikTok、YouTube Shorts、Instagram Reelsなど。
  6. ライブ配信
    リアルタイムで映像を配信。イベントやセミナー、ゲーム配信に活用。
  7. セミナー動画
    講義や説明会を撮影した動画。オンライン研修などで利用。
  8. イベント撮影
    結婚式、発表会、パーティーなどの記録映像。
  9. ウェディングムービー
    結婚式の様子やプロフィール映像を編集した作品。
  10. バレエ・発表会動画
    舞台演技やパフォーマンスを記録する映像。
  11. インタビュー動画
    人物の話を聞き取る形式の動画。質問と回答を軸に構成。
  12. チュートリアル動画
    使い方や方法を説明する教育的な映像。
  13. アニメーション動画
    CGや手描きの動きを用いた映像作品。
  14. CM(コマーシャル)
    商品やサービスを宣伝するテレビ・ネット広告。
  15. ドローン空撮映像
    ドローンを使って上空から撮影した映像。景観やイベントの俯瞰に最適。

【7】制作工程・業務用語(76〜90)

  1. プリプロダクション
    撮影前の企画、準備段階。台本作成、ロケハン、キャスティングなど。
  2. ロケハン(ロケーションハンティング)
    撮影場所の下見。環境、光の状態、撮影許可の確認を行う。
  3. 絵コンテ
    映像の設計図。コマ割りでシーンを視覚化し、撮影や編集の指針に。
  4. 撮影台本(コンテ台本)
    セリフや動き、カメラワークを詳細に記した台本。
  5. クライアントワーク
    依頼者の要望に基づいて制作する仕事。コミュニケーションが重要。
  6. オフライン編集
    低解像度の素材で仮編集を行い、構成を決める段階。
  7. オンライン編集
    高解像度の素材を使い、仕上げの編集と色調整を行う。
  8. MA(マルチオーディオ編集)
    音声の最終調整。ナレーション、効果音、BGMのバランスを取る作業。
  9. ナレーション収録
    原稿を読み上げて音声を録る工程。スタジオ収録が一般的。
  10. 納品フォーマット
    完成動画の保存形式や解像度、ファイル形式などの指定。
  11. シナリオ
    映像の筋書き。ストーリーや展開を文章でまとめたもの。
  12. スケジュール管理
    撮影から納品までの進行管理。遅延防止に重要。
  13. 予算管理
    撮影・編集にかかる費用の調整。経費節減と品質確保のバランス。
  14. 著作権管理
    映像や音楽の使用権を管理し、法的トラブルを防ぐ。
  15. モデルリリース
    撮影対象者の肖像使用許諾書。商用利用時に必要。

【8】映像配信・フォーマット(91〜100)

  1. MP4
    最も一般的な動画ファイル形式。高圧縮で画質も良い。
  2. MOV
    Apple製の動画形式。編集ソフトでの互換性が高い。
  3. AVI
    古くからある動画形式。サイズが大きい場合が多い。
  4. コーデック
    動画や音声を圧縮・解凍する技術。H.264やHEVCが主流。
  5. ビットレート
    映像や音声のデータ量。高いほど画質・音質が良いがファイルサイズも大きい。
  6. 解像度
    画面の細かさ。4K(3840×2160)、フルHD(1920×1080)など。
  7. アスペクト比
    画面の縦横比。16:9が標準的。
  8. ストリーミング
    ネットで動画をリアルタイム再生する方式。ダウンロード不要。
  9. サムネイル
    動画の静止画プレビュー。視聴者の興味を引く重要ポイント。
  10. YouTube最適化
    YouTube向けの動画編集・タイトル・タグ付けの工夫。再生回数向上を目指す。

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