目次
【1】撮影機材・装備(1〜10)
- DSLRカメラ
一眼レフタイプのデジタルカメラ。交換レンズが使え、映像制作でも高画質な撮影が可能。 - ミラーレスカメラ
ミラー機構のないコンパクトな一眼カメラ。動画に強いモデルも多く、プロアマ問わず人気。 - 三脚(トライポッド)
カメラを安定させる3本足のスタンド。パン(左右移動)やチルト(上下移動)が可能な雲台付きが多い。 - ジンバル
ブレを抑える電動スタビライザー。滑らかな映像を実現するため、手持ち撮影には欠かせない。 - NDフィルター
レンズに取り付ける減光フィルター。明るい環境でも適正露出で撮影できる。 - ショットガンマイク
狙った方向の音を拾いやすいマイク。対談やセリフ収録に最適。 - ラベリアマイク(ピンマイク)
小型で服に装着できるマイク。インタビューや講演撮影などに使われる。 - フィールドモニター
外部モニター。小型カメラでは確認しにくい構図やフォーカスの確認に役立つ。 - ドローン
空撮用の小型無人航空機。風景やイベントのダイナミックな映像表現に利用。 - スライダー(カメラスライダー)
レール状の装置にカメラを載せ、スムーズな横移動を実現。映画的な映像演出に使う。
【2】撮影設定・基本用語(11〜20)
- ホワイトバランス
光の色温度を調整し、自然な色味に整える設定。オートWB、屋内、屋外などプリセットあり。 - シャッタースピード
1フレームを撮影する時間。動きの滑らかさやブレに影響する。動画では1/50秒〜1/60秒が基本。 - ISO感度
カメラの光に対する感度。高くすると暗所でも撮れるが、ノイズが出やすくなる。 - 絞り(F値)
レンズの開口の広さ。数値が小さいほど明るく、被写界深度が浅くなる。 - 被写界深度
ピントが合う範囲。浅いと背景がボケ、深いと全体にピントが合う。 - ズームイン/ズームアウト
焦点距離を変えて、被写体を拡大・縮小する動作。 - パン
カメラを左右に振る動作。状況説明や広がりを表現する際に使用。 - チルト
カメラを上下に傾ける動き。人物の登場や高低差を強調する。 - フォーカス(ピント)
被写体をくっきり写すための調整。マニュアル/オートで制御。 - フレームレート(fps)
1秒あたりのフレーム数。映画は24fps、テレビは30fps、滑らかな動画は60fps。
【3】編集用語(21〜40)
- カット編集
不要部分を削除し、つなぎ合わせる基本の編集作業。 - トランジション
映像の切り替え効果。クロスディゾルブ、ワイプ、フェードなどがある。 - テロップ
画面上に表示する文字情報。字幕、補足説明、タイトルなどに使用。 - BGM(バックグラウンドミュージック)
映像の雰囲気を高めるための音楽。著作権管理に注意が必要。 - ナレーション
映像に合わせて読み上げる解説音声。録音・タイミング調整が必要。 - カラコレ(カラーコレクション)
映像の色味を均一化する作業。明るさや色温度の補正が主。 - カラグレ(カラーグレーディング)
色味を意図的に演出する工程。映画風・シネマ調など表現の幅を広げる。 - タイムライン
編集ソフト上の作業領域。映像・音声・エフェクトを配置して構成する。 - レンダリング
編集データを動画として書き出す作業。高画質ほど時間がかかる。 - キーフレーム
アニメーションや効果の開始/終了ポイント。位置や不透明度などを時間軸で制御。
【4】編集用語(続き31〜40)
- オーバーレイ
映像の上に別の映像や画像を重ねる編集手法。タイトルやロゴ表示に使われる。 - クロップ
映像の一部分を切り出すこと。画角の調整や不要部分のカットに用いる。 - スローモーション
映像の再生速度を遅くして動きを強調する技術。滑らかにするには高fpsで撮影が必要。 - タイムラプス
長時間の映像を高速再生する撮影技法。日の出や雲の動きなどをダイナミックに見せる。 - Bロール
メイン映像(Aロール)に対する補足映像。解説や雰囲気づくりに使われる。 - マルチカメラ編集
複数のカメラ映像を同期させて切り替える編集方法。ライブイベントやインタビューで多用。 - クロマキー
特定の色(主に緑や青)を透明にして別映像と合成する技術。背景差し替えに使う。 - エクスポート
完成した動画ファイルを書き出す作業。配信や納品用の形式に変換する。 - ノイズリダクション
映像のざらつきや音声の雑音を減らす処理。画質向上や音質改善に必須。 - レンジファインダー
距離を測定してピントを合わせる機構。古典的カメラに多いが現代映像にも影響。
【5】撮影技法・スタイル(41〜60)
- モンタージュ
複数の映像を連続して見せて意味や感情を作り出す編集手法。映画のシーン切り替えに多用。 - POV(Point of View)
主観映像。撮影者の視点で撮ることで臨場感を出す。 - インサートショット
細部や小物など重要な部分をクローズアップするショット。 - リアクションショット
人物の感情や反応を映すカット。会話やドラマで効果的。 - クロスカッティング
複数の場面を交互に見せ、同時進行や緊張感を演出。 - オーバー・ザ・ショルダー
肩越しの視点で相手を映す構図。会話シーンによく使われる。 - ロングテイク
長時間カットを切らずに撮影する技法。緊迫感やリアリティを強調。 - ドリーショット
カメラを台車に乗せて前後や左右に動かす撮影技法。動きのある映像に。 - スティルショット
静止画のような動きのないショット。感情の強調に用いる。 - スムーズパン
滑らかにパン(左右移動)するカメラワーク。違和感なくシーンをつなぐ。 - クローズアップ
被写体の顔や物の細部を大きく写すショット。 - ミディアムショット
被写体の上半身を中心に写す、一般的な人物撮影の構図。 - ワイドショット
広範囲を写し、場面の全体像や環境を表現。 - ハイアングル
カメラを被写体より高い位置に置き、見下ろす視点。 - ローアングル
カメラを低い位置に置き、見上げる視点。被写体を強調できる。 - バックショット
被写体の背中を映すショット。視点誘導や感情表現に使う。 - フォーカスプル
撮影中にピントを移動させる技術。シーンの切り替えや注目誘導に効果的。 - ティルトアップ/ダウン
カメラを上下に動かす撮影技法。高さの変化や場面転換で使用。 - パンフォロー
被写体に合わせてカメラをパン(水平移動)させながら追う技術。 - スタビライザー撮影
ジンバルや手ブレ補正機能を使い、滑らかに動く映像を撮る方法。
【6】動画ジャンル・用途(61〜75)
- ドキュメンタリー
現実の出来事や人物を記録し、真実を伝える映像ジャンル。 - プロモーションビデオ(PV)
商品の魅力やサービスを紹介する短い宣伝映像。 - ミュージックビデオ(MV)
音楽に合わせて制作される映像作品。アーティストの世界観を表現。 - Vlog
ビデオブログの略。日常や旅行など個人の記録を動画で公開。 - ショート動画
SNSで人気の短尺動画。TikTok、YouTube Shorts、Instagram Reelsなど。 - ライブ配信
リアルタイムで映像を配信。イベントやセミナー、ゲーム配信に活用。 - セミナー動画
講義や説明会を撮影した動画。オンライン研修などで利用。 - イベント撮影
結婚式、発表会、パーティーなどの記録映像。 - ウェディングムービー
結婚式の様子やプロフィール映像を編集した作品。 - バレエ・発表会動画
舞台演技やパフォーマンスを記録する映像。 - インタビュー動画
人物の話を聞き取る形式の動画。質問と回答を軸に構成。 - チュートリアル動画
使い方や方法を説明する教育的な映像。 - アニメーション動画
CGや手描きの動きを用いた映像作品。 - CM(コマーシャル)
商品やサービスを宣伝するテレビ・ネット広告。 - ドローン空撮映像
ドローンを使って上空から撮影した映像。景観やイベントの俯瞰に最適。
【7】制作工程・業務用語(76〜90)
- プリプロダクション
撮影前の企画、準備段階。台本作成、ロケハン、キャスティングなど。 - ロケハン(ロケーションハンティング)
撮影場所の下見。環境、光の状態、撮影許可の確認を行う。 - 絵コンテ
映像の設計図。コマ割りでシーンを視覚化し、撮影や編集の指針に。 - 撮影台本(コンテ台本)
セリフや動き、カメラワークを詳細に記した台本。 - クライアントワーク
依頼者の要望に基づいて制作する仕事。コミュニケーションが重要。 - オフライン編集
低解像度の素材で仮編集を行い、構成を決める段階。 - オンライン編集
高解像度の素材を使い、仕上げの編集と色調整を行う。 - MA(マルチオーディオ編集)
音声の最終調整。ナレーション、効果音、BGMのバランスを取る作業。 - ナレーション収録
原稿を読み上げて音声を録る工程。スタジオ収録が一般的。 - 納品フォーマット
完成動画の保存形式や解像度、ファイル形式などの指定。 - シナリオ
映像の筋書き。ストーリーや展開を文章でまとめたもの。 - スケジュール管理
撮影から納品までの進行管理。遅延防止に重要。 - 予算管理
撮影・編集にかかる費用の調整。経費節減と品質確保のバランス。 - 著作権管理
映像や音楽の使用権を管理し、法的トラブルを防ぐ。 - モデルリリース
撮影対象者の肖像使用許諾書。商用利用時に必要。
【8】映像配信・フォーマット(91〜100)
- MP4
最も一般的な動画ファイル形式。高圧縮で画質も良い。 - MOV
Apple製の動画形式。編集ソフトでの互換性が高い。 - AVI
古くからある動画形式。サイズが大きい場合が多い。 - コーデック
動画や音声を圧縮・解凍する技術。H.264やHEVCが主流。 - ビットレート
映像や音声のデータ量。高いほど画質・音質が良いがファイルサイズも大きい。 - 解像度
画面の細かさ。4K(3840×2160)、フルHD(1920×1080)など。 - アスペクト比
画面の縦横比。16:9が標準的。 - ストリーミング
ネットで動画をリアルタイム再生する方式。ダウンロード不要。 - サムネイル
動画の静止画プレビュー。視聴者の興味を引く重要ポイント。 - YouTube最適化
YouTube向けの動画編集・タイトル・タグ付けの工夫。再生回数向上を目指す。
コメント